« 原因不明の | メイン | ここまでの人生に足りなかったもの »

2005年07月11日

選挙にいこう!〜まちづくり屋が見る市長選の争点

スクラム仙台@smt
スクラム仙台主催、選挙にいこう!GOGOproject「Liveタックル!」へ。
後半1時間しか見られなかったが、「あの候補はひでぇな」というのがナマで見れたので満足。

今回は、地下鉄東西線の是非が問われている。
財政難の中、読みの甘い利用者数予測や建設費をもとに、
多額の公共事業を行って良いのか、という指摘。

まちづくり屋としては、こう見る。
論点は2つ。
「仙台市の甘い予測の正確さ」と、「公共事業としての妥当性」。
これらは、同じ地下鉄東西線の問題でありながら、別々に読み解きたい。

1つ目。仙台市は、間違いなく、読みが甘い。
意図的であるか否かはさておき、改めて試算し直す必要がある。

2つ目。都市には「ストック」が必要である。
そしてそのストックは、都市経営のビジョンを持ったまともな首長により、
適切に経営されるべきだ(もちろん維持管理も含め)。
地下鉄東西線が動き始め、何十年間、公共交通として寄与でき、その経営はどうなるか、
それを見据えることが必要となる。

ここで注目したいのは、仙台が「コンパクトシティ」を目指している点である。
「無益に」スプロールした都市をスマートに。
まちづくり屋としては、地下鉄東西線を肯定したい。
ストックたるからである(もちろん、路線等は見直しが必要だ)。
そこで、もし仙台市が本気で「コンパクトシティ」を目指すのであれば、堂々と郊外を切り離せば良い。
「あと何十年で、郊外の道路も水道もガスも、サービスをやめますよ」と。
これは何十年というスパンであるから非現実的で、強い痛みが伴うが、
一番良いのは、この期限を何百年先にすることだ。
都市は、ゆっくりと、都心へ回帰する。
人口や経済の成長が減衰するスピードとともに。

投資するものと、投資をやめるものを、明確に区別すること。
これが本来の争点ではないか。
地下鉄東西線の是非のみを問う今回の市長選の空気は、アホらしくて見てられない。

投稿者 こち : 2005年07月11日 23:59

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hiyokosky.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/86

コメント

JRへの乗り入れは、某候補も言ってるかも。
最近、大渋滞覚悟で、都心にLRTってのもありかと思えてきた。
とにかく、ゆっくりと都市をたたみましょう。

投稿者 こち : 2005年07月19日 23:05

市長選ですか。東西線は普通の人には、分かりやすくていいと思いますけれども。主張から候補者のビジョンが読めるかどうか。あるいはビジョンを読み取る市民がどれほどいるかどうか。
また、長期ビジョンが実際は票になかなか結びつかないというのもあるでしょうね。4年で実績を挙げなければならないのも事実だし、そこらは制度と市民の意識の限界というところで難しいところなんでしょうね。

十字の路線は地図上では格好いいですが、西は仙石線から延長して、東は榴ヶ岡から分岐すればとか、八木山は長町から道路が良くなっているのに勿体ないとか、個人的には思いますね。

投稿者 kanazawa : 2005年07月15日 21:54