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2006年07月29日

拾戸(とおのへ)

岩手県北部から青森県東部にかけて、一戸(いちのへ)、二戸(にのへ)と、
「○戸」という地名が九戸まで続いていることは、東北人なら知っているだろう。
藤原氏時代、年貢を馬で納めさせ、その馬を管理する行政組織の区割りと言われている。

以前から、遠野は、拾戸(とおのへ)に由来するものという言い伝えがあった。
しかし、それを証明できる記録さえ残っていなかった。
この度、南部藩の子孫から『拾戸遠野村付之目録(とおのへとおのむらつきのもくろく)』の
模写本が遠野市に寄贈され、28日からの遠野城下町資料館で一般公開が始まったそうだ。
これが言い伝えを解き明かす最初の一歩になりそうだ。

史料がなくても、言い伝えによって、何百年もの時を超えることができるのは、
やはり遠野の民話の文化、語り部の伝統によるものだろうか。
まちづくりは、確かな記録を残すと同時に、
先代から耳で受け継がれていくことも大切なようだ。

投稿者 こち : 2006年07月29日 11:26

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